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​屋宜久美子

鏡 華

 

 

 本展覧会「鏡華」は、死者を弔う供花をイメージの根源としている。そのため1階部分の作品は、華や人を主要なモチーフとし、多くの作品には「供花」と同じ音を持つ「鏡華」のタイトルをつけた。

 鏡にうつった花や水にうつった月のように、目に見えながら手に取ることができないものを鏡花水月というが、作品「鏡華」は、儚く、みえづらく、それゆえに私たち観る者の眼差しを映すものであってほしい。近しい痛みを痛みつくすことは、遥かなる他者への眼差しへとつながっている。