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深水沙由理 

個展によせて

「沖縄の樹木は人間に似ている」

そう感じたことが、生命のエネルギーという現在のテーマに惹かれていったきっかけです。

内から光を発するような、その反面暗く鬱屈としたものを抱えているような、相反する強いエネルギーに興味がわきました。樹木や海や風、自然のひとつひとつはもちろん、それらの中に生きる人間もそのような存在だと感じています。

それらが内包するものを光として発する、そのような姿を染色で表現したいと考えています。

 

型染は、型が必ず必要な技法です。型は形を切り抜くということからもわかるように、曖昧ではないはっきりとした形でなければ型として成立しません。

生のエネルギーという目には見えない曖昧なものを、曖昧なままでは成立しない技法で表現する。そしてそれを染料という、曖昧でつかみどころのない水で染め上げていく。

これらも一見、まるで相反しているようです。

 

染色を初めてから13年。初めての個展です。どうぞよろしくお願いいたします。